ケンカせず二人でウェディングドレス選びをする秘訣とは

 ハワイ挙式アドバイス

日本の皆さんこんにちは!
ハワイで働くヘアメイクのクレです。

結婚式の衣装選びって準備の中では一番楽しいですね!
お二人揃ってアレコレ試している姿は本当に微笑ましいです。

でも実はこの衣装選び一歩間違えると
一瞬でさむ~い空気になってしまうこともしばしば

今回はそうならないように
新郎様へのアドバイス

質問しておいて回答をスルーする女心の謎

以前はウェディングサロンに勤務していたので
衣装選びもよく担当していました。

この衣装選びというもの、実は
その人の性格や人間性
またお二人の力関係も浮き彫りにします。
全くお互いの衣装に関心を示さないカップルもいれば
衣装から髪型、アクセサリーに至るまで
すべてを新郎様が決定する場合もあります。

要はお二人が幸せそうで
納得されているのであれば
スタッフは何も感じません。
でも一番可哀想だなあ…、と思うのは
新婦様の投げかける質問に
タジタジになっている新郎様を見たときです。

ある程度までお気に入りを見繕ったら
テンションの上がった新婦は新郎に聞きます。

「ねえ、どっちが良いと思う?」

新郎さんいわく、
その2つのドレスの何が違うのか
どこで良しと判断するのか
さっぱり解らない方が多いのです。
それでも一生懸命考えて彼は答えます。

「右…かな?ヒラヒラしててカワイイし…」

すると新婦の表情は一瞬でピシャっと変貌
「えっ?!私は絶対左だと思ったんだけど!
本当に右のほうが似合うと思う?なんで?左じゃ駄目なの?」

「…っじゃあ(汗)左かな?左」

「なにそれ!どうでもいいと思ってない?さっき右っていったじゃん
そう言われえたらもうどっちが良いかわかんなくなってきた!
え〜、もうどうしよう」

意見を求められて答えただけなのに
可哀想な新郎さんはここでシューンとなっています。
その後、結果的には
「じゃっ、やっぱ左ので!」
となるのです。

このコントみたいなやり取りは
その後のブーケ、アクセサリーなど小物に至るまで
延々と繰り返されます。
すべて終わった頃、新郎さんの顔には
やっと開放された安堵の表情とともに
腑に落ちない感じが漂っています。

「俺の意見を参考にしないなら、なんでいちいち聞くんだろう」

円満に衣装選びを行うたった一つのコツとは…

ここで新郎様に朗報!

円満に衣装選びをするためのコツをお教えしましょう。
これは私達スタッフも行う会話術なので
ぜひ参考にしてほしいと思います。

まず知って頂きたいこと
「どっちが良い〜?」と女性に聞かれた時
それはどっちが良いかと聞いているのではありません。
殆どの場合、彼女の心はもうすでに決まっていて

自分の選んだ方に賛同し、同調して欲しいだけなのです

なので、質問どおりに自分の意見をいった所で
自分の選んだ方と違っていれば不機嫌になるし
結局は貴方の意見はそっちのけで
自分が良いと思う方を選ぶのです。

なんて自分勝手な…と思わないで下さい。
それが女子という生き物の心理です。
なのでもし貴方がこの質問をされた場合は
こう返せば良いんです。

「そうだな〜、Aはふわっとしててカワイイし、Bはキラキラしてて豪華だし、
両方似合ってると思うけど…

君はどう思う?」

このポイント!わかりますか?

いきなり「君はどう思う?」と聞き返すと
相手は丸投げされた、全く考えていない、というふうに感じますが
両方についてさらっと良いことを適当に一言付け加えた上で
相手の意見を聞いてみるんです。

すると彼女はこう返してくるでしょう。
「…私はAが良いかなと思うんだけど…」
そこですかさず言いましょう。

「俺もAのほうが良いと思うよ!」

「え?やっぱりそう思う? こっちのほうがカワイイしふわっとしてるし…」
この一言で新婦様はニコニコ笑顔になり
自分が何故Aのドレスが好きなのか
何故それが良いと思うのかを
一気に語ってきます。

往々にして
女性はこの【自分の選択に賛同してくれる人】というのが大好きです。

新郎様はただ、ニコニコしながら
「そうだね、そうだね」と聞いてあげて下さい。

スタッフを頼るのも一つの手

但し、例外もあります。それは
新婦様が本当にどっちが良いか決められないで聞いてくる時 です。

どの様に見分けるのかというと
そうゆうときは大概
顔がめっちゃ真剣で、困った表情になっています。
(ちなみに上のパターンではニコニコしながら聞いてくる場合が多いです)

そのような時は簡単
スタッフに会話を振って下さい。

但し次のような一言を付け加えて
「俺も、どっちもいいと思うんだけど、スタッフさんはどう思います?」

間違っても「俺に聞かれてもわかんねんよ」的なことは
言ってはいけません。
ポイントはまず
両方さらっと褒めた上で会話を振る、ということ。

すると衣装担当者は
両方のドレスの特徴、良い点、気になる点
どの点がご新婦様に似合うのか等を
プロ目線でサクサクと説明してくれます。

単純に思えるこの技法ですが
これは私たちスタッフもとても良く使う会話術です。
正直スタッフとしてはAでもBでも、
どっちのドレスになろうが構わないんです。

いちばん大事なのは花嫁様が納得して
良い気分でそのドレスを選択できたかどうか
だと思います。

勿論プロの目線から
避けたほうが良い選択のポイントなどはお伝えします。

例えば低身長の人が
凄いローウェストデザインのドレスを選んだ場合など
結構高いヒールを履かないと
とても短足に見えます。

高いヒールに慣れていない方や
新郎様と身長差があまりない場合などは
そのドレスを選ぶことによって
お二人のバランスや、当日の流れが
どの様な全体像になるかをスタッフは説明できます。

でもそれらは単なるアドバイスであり
私達も会話をしながら
本当はどっちを選びたがっているんだろう
というのを探っているんです。

ウェディングサロンには本当にたくさんの
素敵なドレスが溢れています。
どのドレスが良くてどれが悪いのかなんて
中々判断はつきません。

また、どのドレスを選んでも
皆さんおしゃれな方が多いので
素敵に着こなしてくださいます。

問題は花嫁さんがそのドレスを
「一番好き!」と思えるかだと思います。

衣装選びに付き合う最大のポイントは
その「好き!」という気持ちを
一緒に盛り上げてあげるためだと思って下さい。

これさえ覚えておけば当日ケンカになることは無いと思いますよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました